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コロンビアの3つの生産地域
コロンビアの3つの生産地域
2021-08-02
南米大陸北西部に位置するコロンビアは伝統的なコーヒー生産国です。
 南北に走るアンデス山脈の山麓は水資源豊かな肥沃な土壌に恵まれ、美味しいコーヒーの産地として有名です。多様な生態系と農業気候に恵まれており、幅広い種類のコーヒーが栽培され、それぞれの地域によって多様な文化があり、コーヒーもまた特色が違います。今回は特色ある三つの地域のコーヒーの特徴をお伝えします。
 サンタンデール(北部地方)・・・おすすめの焙煎度 シティロースト(中深煎り)
このエリアはコロンビアとしては低めの標高と、晴天が多い(雲が少ない)気候のため、高めの気温の土地で栽培され、コーヒーの木はより長く日光にあたるため、シェードツリー(日陰を作りコーヒーの木に直射日光を当てない)が多く植えられています。シェードツリーにはバナナやオレンジの木が多く植えられていました。
 味の特徴:柔らかな酸味、ふくよかなボディ、ナッツのようなコク、チョコレートのような香り、オレンジなど柑橘の甘味を感じます。中煎りより少し深めに焙煎し、甘味を残して仕上げたコーヒーはストレートがおすすめです。バナナやオレンジがシェードツリーとして使われています。もちろん収穫した果物は農園で働く人たちが食たり、作物として販売もします。
この地域のコーヒーにオレンジのフレーバーを感じるのはシェードツリーに関係があるかも。

 アンティオキア(中部地方)・・・おすすめの焙煎度 フルシティロースト(中深煎り)
雨季と乾季が散在して起こる気候により、年間を通じて新鮮なコーヒーの収穫が可能です。第一期のメインの収穫は9月から12月に、ミタカと呼ばれる第2期は4月から6月に行われます。
 味の特徴:程よい酸味、シルキーな舌触り、深いコク、フルーティーでハーブのようなバランスの良い香り、長めの余韻に甘味を感じて終わる。中煎りよりさらに深めに焙煎し、程よい苦みを加えて仕上げたコーヒーは、お好みでミルクを入れても美味しく召し上がれます。

 ウィラ(南部地方)・・・おすすめの焙煎度 フレンチロースト(深煎り)
赤道に近いこの地域では、標高が高く、昼夜の寒暖差が大きな土地で栽培されます。マグナレナ川など、コロンビアの大きな河川の源流に位置し、豊かな自然、緑に覆われた山々と、渓谷に囲まれた稀有な生産地域です。(写真は標高1800mの農園と働く人たちが食事をしたりする休憩する小屋)
 味の特徴:強い酸味、柑橘系のフルーツの爽やかな香り、口当たりの良さと、深いコク、深煎りでしっかり焙煎し、酸味を甘味に変え、焙煎深度の割には苦みが程よく感じます。ミルクとの相性も最高です。