ケニア キママ・ウォッシングステーション
2021-09-08
ケニアの農園の土は真っ赤な赤土で、それは肥沃な大地であることの表われとも言われています。またシェードツリーに囲まれており、その役割は直射日光・強風・霜害から守り、その落ち葉は良質な肥料にもなります。
ケニアという土地は1年を通して2回の雨季に恵まれており、雨季と乾季がはっきりしていることからコーヒーの栽培において最適と言えるでしょう。1500m~1900mの標高に位置し、昼夜の寒暖差もまたコーヒーチェリーを甘く味わい深い果実へと成長させます。ケニア西部のウガンダ寄りのブンゴマ地区にキママ・ウォッシングステーション(農協)があります。1730もの農家が所属しており、そこに一粒一粒手摘みされた完熟チェリーが持ち込まれています。ハンドピックでの収穫方法のため未成熟や過熟したチェリーの混在を大幅に減らすことができます。
集められたコーヒーチェリーは伝統的な精製方法により生豆の状態になり、私たちの手元にたどり着きます。しかしながら、そこまでの過程には各農家の方たちによる丁寧なハンドピックでの収穫、精製方法の中でもソーキングとよばれる工程やパーチメントコーヒーを天日乾燥するためにアフリカンベッドと呼ばれるネットの上で天日乾燥することで地面に接することなく、その間も丹念に夾雑物などを取り除きます。
丁寧な仕事から生まれるケニアコーヒーは甘みと柑橘系の華やかな味わいが特徴の素晴らしいコーヒーです。